皆さま断捨離という言葉はご存知でしょうか?
私は約10年前のブーム真っただ中に断捨離を経験した一人です。
良くも悪くも自分自身に起こった変化をまとめてみます。
1.断捨離とは
断捨離とは(Wikipediaより)
- 断:新たに手に入りそうな不要なものを断る
- 捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
- 離:物への執着から離れる。
要約すると、物へのこだわりを捨て、不要な物を見分ける力のことでしょうか。
元々「断捨離」はヨガの思想で、「もったいない」という固定観念に凝り固まった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする考えだそうです。
2.断捨離のメリット
家がスッキリする
断捨離を開始して少しずつ不要物の見分ける力が付き、その当時出たゴミ袋の数はなんと10袋以上。
なぜこれほど溜め込んでいたのかと自分に疑問を持ちつつ、それはそれは家が軽くなったと感じたものです。
かつて押し入れやクローゼットもパンパンで扉を開けるのも嫌でしたが、断捨離後は収納スペースに3割ほど余裕が生まれ、いつまでも眺めていたいエリアに生まれ変わりました。
掃除がラクになった
断捨離をして家の中の物が少なくなると、掃除が格段にラクになります。
ものを移動させながらというのは案外と手間で、それが億劫で掃除を後回しにしてしまう原因の一つではないでしょうか。
床も棚もですが、床面が多ければ多いほど掃除もラクで、またすぐに取り掛かろうという気持ちにもなります。
急な来客も慌てず対応出来る
家がスッキリ、掃除がラクときたら、次のメリットはこれです。
いつでもウェルカム状態の家となり、家族が知人を連れてくる、配達物が届くといったあらゆる急きょの出来事にも冷静に対応が出来るようになりました。
こうなると心は「無敵」です。
衝動買いが減った
これ、本当です。
私は雑貨が好きで、一目惚れしたものは割りとすぐ購入していましたが、その一時の気持ちで買うことが本当に減りました。
今必要かどうかをしっかり考えるようになり、納得いかないなら別日に持ち越すことも。
当然、お金の面でも出費は抑えられているはずです。
3.断捨離デメリット
捨てる労力を考えてしまう
当時経験した断捨離で出たゴミの量が莫大で、不用品の処分に困った体験をしました。
何の素材で作られているのか分からないものも多く、ごみ分別にも頭を抱えたものです。
その時の記憶が強く頭に残り、無意識の内に「もしこれを手放すことになったらどうやって捨てるだろう」と考えてしまいます。
この思考をプラスと捉えることも出来ますが、ものに対し今ある豊かさだけを感じていたい、と私は思っているのです。
冒険が出来なくなった
本当に出来なくなりました、冒険。
先ほど私は雑貨が好きと話しましたが、今までは興味を持ったものはとりあえず買ってみる、また参考にして自作したりと積極的でした。
捨てる労力を気にしてしまっているのでしょうか、今の自分は遊び心が足りないと感じています。
自分の好きなことが分からなくなった
私の一番の悩みだったりもしますが、冒険をしなくなったことで自分が何を好きか分からなくなったと感じます。
今も雑貨屋さんに行けばワクワクするし「かわいいな、素敵だな」と思うのですが、じゃあこの中で私が本当に欲しいものは?と自問自答した時に答えが出ません。
個人的にはこの「分からない」という感情が消化しきれないのです。
おそらくあれこれ余計なことを考えてしまっているのでしょう。
純粋に目の前のものに対し「好きか嫌いか、ワクワクするかどうか」それだけ。シンプル思考を訓練中です。
※あくまで趣味に対しての話で、その他のものは問題なく購入出来ています✌
まとめ
私自身、断捨離を行ったことで得たメリットはとても大きいです。
その中で今回デメリットとして挙がったものは、精神面に関わりのあるものというのが見えてきました。
断捨離を行えば「思考がクリアになる」「判断力がつく」などの情報を見聞きする方も多いかと思います。
あくまで私個人の感想ではありますが、逆に自分の気持ちが分からなくなるパターンもあるんだなと、参考程度に聞いていただけたら幸いです。